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デフィブリーの会
    

AEDとは?
心室細動とは?(用語解説)
AEDを取り巻く 国の主な動き
報道など



AEDとは?
AED(Automated External Defibrillator)とは、”自動体外式除細動器”のことを指します。

◇心臓に電気ショックを与えて、正常な状態に戻す医療機器です。

◇コンピューターを内蔵し、電極を胸に貼ると心電図を自動的に解析し、心室細動か否かを判断   し、機械が電気ショック(通電)を指示します。

◇世界で市販されている一般人が行うパブリック・アクセス除細動PAD:Public Access Defibrillation)用の除細動器は、患者発見時に処置できるように、総重量2〜3kg.の小型軽量化が計られてきています。

◇欧米では、病院や救急車のほか、パトカー、航空機、空港、スポーツ施設、カジノ、ゴルフ場、フェリー等での導入が進んでいます。

AED(自動体外式除細動器)普及を推進する会 様のHPより、抜粋。



以下、のホームページより、抜粋

除細動器AED
Automated External Defibrillator

身近な場所に配置 普及を切望

目の前で突然 人が倒れたとする 意識がない 呼吸をしてない 脈がない
こんな時 周囲にいる人たちにできることは 気道確保 人工呼吸 心臓マッサージ
といった心肺蘇生法を施しながら救急車の到着を待つことです
しかし 救急隊員が患者と接触するまでに平均12.7分かかるといわれ 3分で脳死状態
となる心室細動の場合 1分以内に除細動を行うと 約9割の方が社会復帰でき
3分以内に行うと約7割以上の方が社会復帰ができます
国内では 毎日100人近くの人が心臓疾患による突然死で亡くなっているといわれ
AEDの普及率が たとえば消火器並みに高くなれば 多くの人の命を
不測の事態から守れることができます

心臓性突然死を防ぐ「自動体外式除細動器」


心室細動の詳しい原因は不明だが 電気ショックを与えることによって 
心室筋の電気信号を整え 心臓機能を回復させることが出来ます
2003年の4月からは医師の指示がなくても救急救命士が使用可能
除細動器自体も使いやすさが大きく変わってきました

従来は 医師が心電図の波形を見て電気ショックをかけていた
その解析作業を機械が自動的におこなうのがAEDで 小型で安全性の高い機器が
開発されています。 AEDは 患者の体に2つの粘着性電極をセットして 
音声ガイダンスに従ってボタンを押すだけで機械が自動的に波形を解析し
電気ショックを与えてくれるタイミングを指示してくれるので 
講習さえ受ければ 全くの素人でも 簡単に操作でき 
専門知識がなくても人の命を救える機械です

ワシントンのダレス空港では モービル・ラウンジの中や免税店が並ぶターミナルビル
などに火災報知器や自動販売機のように何気なくおいてあって
無論  ドクターはいなく 最近 子供がこれを使って親を助けたという話があるそうです
アメリカでは除細動器によって子供が親を助け 日本では 救急車が出動しても
病院に着くまでに患者さんがなくなっていくことが多く 
 大切な命がみすみす消えていっています

AEDの使用方法

@AEDの電源を入れる。
A電極パッドを傷病者の胸部に心臓を挟み込むように装着する。
※電極パッドには、次の貼り付け位置が絵で表示してある。
 

B AEDから発せられる音声指示に従って操作を行う。
C AEDが自動解析をしている間、誰も傷病者に触れないように注意を喚起する。
D AEDが除細動適応の音声指示を行った場合には、
通電ボタンを押す。この際も、誰も傷病者に触れないように注意を喚起し、安全確認を行う。
その後もAEDからの音声指示に従って行動する。

※ アメリカにおける実際のPADシステムについては下記URL(ロサンゼルス消防局HP)のデモンストレーション画像をご覧になって下さい

http://www3.medical.philips.com/resources/hsg/video/en-us/product_home/product/Resuscitation/FR2demo.html

 


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心室細動とは (解説 デフィブリーるの会 会長 渡辺英二郎)

除細動とは?

除細動とは、主に心筋梗塞が原因で起こる心室細動を電気的刺激で正常の脈動に戻す治療


心筋梗塞とは?

心臓に酸素を送る血管である冠動脈が詰まってしまい、心臓の動きが悪くなる状態。
詰まる血管の場所にもよるが、心室細動などの致命的な不整脈の原因になることが多い。


心室細動とは?

心臓全体が痙攣していて正常の拍動がない、つまり心停止している状態。通常、発症から数十秒で意識が消失し呼吸も止まる。直ちに心肺蘇生術をしないと命が危険である。3分以内に心臓マッサージをしないと命が助かったとしても脳に重い障害が残る。


心肺停止状態とは?

心臓の拍動と呼吸が両方とも止まっている状態。心肺停止状態の初期においては脳死にはなっていない。よって、少なくとも現代の考えかたでは「心肺停止状態=死」ではない。


心肺蘇生術とは?

心臓マッサージと人工呼吸を同時に行い、心肺停止状態でも生命が維持できるようにする処置。院外発症の心室細動ではバイスタンダー(近くに居合わせた人)による心肺蘇生術の有無がその後の治療効果に最も大きく影響する。蘇生の「蘇」の字は、死者を生き返らせる、の意味があるが心肺停止状態では不適切な言葉かも知れない。真の死である脳死状態からの蘇生はありえない。蘇生術は生死の境から生のほうへ連れ戻す行為である。


バイスタンダ-(近くに居合わせた人)

心臓突然死(突然死ぬ危険の高い心臓の病気)から人命を助けるのに必要なのは、第1にバイスタンダーによる一刻も早い心肺蘇生術の実施、第2に早期の除細動、である。いくら除細動器が設置されても発症から3分以内に除細動できることは極めて稀なので、除細動器が到着するまでに適切な心肺蘇生が行われることが最重要である。


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AEDを取り巻く 国の主な動き
H13.12 航空機内での客室乗務員による緊急措置としての除細動器の使用は医師法等には抵触しない旨の通知(厚労省医政局医事課長通達)
H15.4 救急救命士による除細動器の使用を開始(個別事案について医師の指示不要)
H15.6 セントジョンアンビュランスジャパン協会、社団法人日本循環器学会他が、一般人にも除細動器の使用を認める「救急救命特区」を提案
H15.8 厚労省が特区提案に対し、次の条件下においては医師法違反とならず、一般人の使用を認める方向で条件整備する旨を表明
@医師等を探す努力をしても見つからないなど、医師等による速やかな対応を得ることが困難である
A使用者が対象者の意識、呼吸がないことを確認していること
B使用者がAED使用に必要な講習を受けていること
C使用されるAEDが医療器具として薬事法上の承認を受けていること
H15.11 厚労省において具体的な使用条件整備を検討するための専門家による「非医療従事者による自動体外式除細動器(AED)の使用のあり方検討会」を設置
*検討会メンバー・・・救急医療・法学の専門家、東京消防庁、日本医師会、日本看護協会等の代表者14名で構成
H15.11.18 上記検討会初会合
H16.1.22 会合(2回目)
H16.3.18 会合(3回目)
H16.5.27 最終会合 検討会報告書骨子案の検討について
H16.7.1 厚労省、都道府県へ報告書を通知
除細動器の一般使用解禁(一般人は講習を受ける義務なし)

AED(自動体外式除細動器)普及を推進する会 様のHPより、抜粋。


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報道など

・一般の使用も可能に
 最新医療情報-MEDICAL NEWS- 共同通信社 -2004.0930
http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0930shinzo.html

救急の日・救急医療週間
「救える命」を救うために[PDFファイル]
(オンライン広報通信 2004年9月号 内閣府大臣官房政府広報室)

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